生徒心得

三年間の高校生活を送るうえで大切なことは、個人として個性の伸長を図ること、集団の一員として集団の形成やその維持向上に寄与することに要約されます。
そのためには、常に謙虚な心をもち、学ぶべき立場にあることを自覚して行動することが求められます。
この「生徒心得」は、その指針として、生徒の皆さんに必要とされる学校内外での行動の仕方について規定したものです。
これを基に、正しい判断力や行動力の基礎を培い、高校生の年代に求められる望ましい対応の仕方を身に付けるとともに、将来において有為な社会人となるための必要な資質を確立して下さい。

 礼儀について
礼儀正しく他者に接することは、皆さんが生徒として学ぶべき立場にあることの自覚や自分と異なる存在を認め他者への寛容の心を表現し、安定した集団の形成に寄与します。
この目的を達成するために、また高校生にふさわしい対応の仕方を身に付けるためにお互いに次のことに心がけよう。
1  挨拶・礼
(1) 来訪者・教職員には礼や挨拶をすること。
(2) 授業や集会等の開始及び終了の際は正しく礼をすること。
2  校長室、職員室及び事務室等への入室・退室
(1) コート類や携行品は室外に置くこと。
(2) 入退室の際は、挨拶・会釈・ノックをすること。
(3) 正しい言葉づかいや正しい対応の仕方を心がけること。
3  言葉づかい
(1) 高校生としての品位を保つよう正しい言葉づかいをすること。
(2) 年長者には敬語を用いること。
(3) 不用意な言動で周囲に不快感を与えることがないようにすること。
4  男女間の交際
健全・明朗であるように努め非難や誤解を受けることのないようにすること。
5  その他
教室内でのコート類の着用を禁止する。
(やむを得ない場合は教科担任の先生に申し出て判断を受けること)

 制服について
制服は、皆さんが本校の生徒であることを認識すること、家庭という私的な生活から学校という公的な生活に入るために気持ちを切り換えること、良き校風の確立や愛校心の醸成を図ること等を目的として制定されています。
したがって、登下校及び校内においては、本校が定めた制服を正しく着用することとし、その変形や誤った着用の仕方は禁止する。
1  正装
本校が指定するもの。
(1) 男子
・本校指定の標準学生服、詰襟上下服
(2) 女子
・本校指定の上衣、ベスト、スカート・スラックス、ブラウス、リボン、ハイソッ    
    クス(紺色無地)又はパンスト(肌、黒色)
2  略装
略装の在り方を次のように定める。
(1) 夏季略装 6月1日~9月30日
・男子の白ワイシャツ(または白開襟シャツ)を認める。
・女子のベストを認める。
・登下校時については、男子は白ワイシャツ(または白開襟シャツ)、女子は
    ブラウス、ベストの上にカーディガン等の着用を認める。
(2) 冬季略装 10月1日~3月31日
・女子の上衣の中の指定ニットベストまたはカーディ
    ガンの着用を認める。カーディガンを着用する場合は、内側にベスト(また
    は指定ニットベスト)を着用するものとする。
・女子の紺・黒色で無地のタイツまたはパンストを認める。
(3) 学校が特に指定する場合においてはその指示に従うこと。

3  異装
(1) 担任に「異装許可願」を事前に提出すること。
・「異装許可願」の提出は原則として保護者からとする。

4  その他
次の行為については禁止する。
(1) 制服の改造
(2) パーマ・染色・付け毛(エクステンション)等の頭髪の加工
(3) 化粧
(4) マニキュア・ピアス・ネックレス等の装飾品の使用
(5) ひげ・眉毛の加工・額の剃り等
(6) 学校指定上靴以外の上履の使用
(7) 下駄、サンダル、草履等の外靴としての使用

 通学について
1  制服を着用すること。
2  「身分証明書」を必ず携行すること。
3  通学の際は次のことに気をつける。
(1) 歩行
ア 歩道を歩き他の通行人に迷惑をかけないこと。
イ 道路を横断する際は信号に従って迅速に行動する。
(2) 自転車での通学
ア 許可を受けるとともに、交通道徳・交通規則を守る。
イ 日常的に点検、整備を行うよう心がける。
ウ 自転車任意保険に加入する。
(3) 列車・バスでの通学
ア 公共交通機関であることを認識し、周囲に迷惑をかけないよう心がける。
イ 待合室や停留所では本校生としての品位を保つよう心がける。
ウ 定期券の取扱いには十分に注意し、偽造、貸し借り等はしない。
(4) 通学時における車両への同乗について
ア 保護者又は家族のものとする。
イ いわゆる不審車両、暴走車はもちろん知人等の車両についても同乗はしな
    い。
ウ 特別な場合を除き、校地内への進入は避けること。
4  通学用かばんについて。
(1) 平日の学習道具が全て入るものであること。学生かばん、スポーツバッグ
   等。
(2) 薄い手さげかばん、小型ショルダーバッグ、ビニール袋、紙袋等は禁止とす
   る。
5  登校時刻を午前8時30分までとする。 (各教室への入室を完了する時刻とす
  る)
6  下校時刻を原則として午後4時30分とする。
 校内の生活について
1  欠席・遅刻・早退等
(1) 欠席
  原則として保護者から必ず担任に連絡すること。
(2) 遅刻
ア 原則として保護者から必ず担任に連絡すること。
イ 登校した際は担任に報告するとともに必要な手続きをとること。
(3) 早退
ア 担任に許可を受けてから必要な指示を受けること。
イ 帰宅の際は必ず担任に連絡すること。
(4) 欠課
  担任・教科担任・養護教諭等担当者の指示を受けること。
2  昼食について
(1) 昼食は原則として持参すること。
(2) 所定の時刻・所定の場所で飲食すること。
3  休日の校舎使用
(1) 事前に届出を済ませ許可を受けること。
(2) 登校の際は制服もしくはジャージ(指定または部活動のもの)を着用すること。

4  願出・届出等
原則として保護者から所定の書式をもって担任に申し出ること。
(1) 願出(許可)を必要とするもの
ア 自転車通学
イ 対外活動への参加
ウ 自動車運転免許の取得
エ 合宿
オ 校舎使用
力 退学・転学・休学・復学・留学
キ 外部団体に属し、その団体の行事への参加
ク その他
(2) 届出(承認)を必要とするもの
ア 欠席・遅刻・早退
イ 生徒・保護者・保証人に係わる事項
・住所及び電話番号等の変更
・氏名の変更
・保護者や保証人の変更
・その他
ウ アルバイト
エ 旅行・キャンプ
オ 部・局・同好会への入・退部
力 紛失物
キ 校内掲示
ク 部活動以外のスポーツ大会、文化的行事への参加
ケ その他
(3) 申請を必要とするもの
ア 奨学金
イ 証明書の発行
ウ JR旅客運賃の割引
エ 通学定期券の購入
オ 身分証明書の再発行
カ その他

 校内環境の整備について
校内にあっては、学習するためにふさわしい環境となるように次のことに心がけること。
1  施設・設備及び用具等の使用
(1) 学校の施設・設備及び用具等は大切にすること。
(2) 破損が生じたときは必ず申し出ること。
(3) 清掃美化及び整理整頓に努める。
2  校内での発病及び負傷の発生に係る処置
(1) 必ず申し出て必要な処置を受けること。

3  私物の管理の徹底
(1) 貴重品はなるべく持参しない。
(2) 持参した貴重品は、原則として朝のSHR時に担任の先生に預ける。
(3) 学習に不必要なものは学校に持ってこないこと。
(4) 私物は校内に置いたままにしておかないこと。

 校外での生活について
1  常に本校生であることを自覚し行動すること。
2  常に安全に留意し、以下のような場合には必ず警察及び学校に連絡する。
(1) 事故にあった場合。
(2) 不審者に遭遇した場合。
(3) その他、不測の事態が発生した場合。
3  外出・外泊・旅行・キャンプ等
(1) 外出時間を午後9時までとする。
(2) 友人宅等への外泊は原則として禁止する。
(3) 旅行・外出の際は身分証明書を携行すること。
(4) 旅行については届出をすること。
(5) キャンプについては保護者またはそれに準ずる引率者を必要とする。
4  アルバイト
長期休業中 (3分の2以内の日数) 、学期間休業、学年末休業、学年始休業および
 3年生の家庭学習期間のほか、土・日曜日(祝日)のアルバイトを承認するが、次のア
 ルバイト就業規定に従って手続きをすること。
(1) アルバイト就業規定
ア 手続き
・新規の就業の場合は、「アルバイト届」をその都度すみやかに提出すること
イ 次の場合は認めない
・学業成績が著しく不振な者
・1日の実労働時間が8時間を超えるもの
・終了時刻が午後7時を超えるもの
・危険有害業務と判断されるもの
・風俗営業及び風紀上好ましくないと判断されるもの
ウ 次の場合学校生活との関連において就業を禁止する
・遅刻、欠席の主な原因になるとき
・成績不振の原因と考えられるとき
・定期考査1週間前から考査終了までの間
・考査・補習等の期間
・その他
エ 特例として、経済的な理由での平日のアルバイトを許可する場合もある。勤
    務時間については外出時間が午後9時までであることを考慮して、個々の事
    情から判断する。

5  車両の運転免許の取得
(1) 自動車学校入校許可及び教習所入所許可対象者は第3学年在籍生徒のみとす
   る。
(2) 自動車学校入校許可及び教習所入所手続き
ア 保護者が「自動車運転免許取得説明会」に出席
イ 「自動車運転免許取得許可願」提出
ウ 許可された生徒には、「自動車運転免許取得許可証」を発行
※入校・入所手続きの際、上記「自動車運転免許取得許可証」が必要
(3) 「自動車運転免許取得許可証」発行日
ア 就職内定者 前期終了日以降~
イ 就職未定者及び進学内定者 後期中間考査終了以降~
ウ 進学未定者 学年末考査終了日以降~
(4) 取得の条件及び注意
ア 生活指導上問題のないこと。
イ 成績不振科目や出席時数不足がなく、卒業が見込まれること。
ウ 教習のための欠課は認めない。
エ 考査1週間前~考査終了までの教習は認めない。
オ 在学中に取得した場合、免許証をすみやかに学校に提出し卒業時まで預け
   る。
カ 免許取得後においても、在学中は車両の運転を禁止する。
キ 取得中は、本校の「生徒心得」を遵守すること。

 禁止する行為
飲酒、喫煙、暴力行為、窃盗、車両の運転、無断での免許取得、立ち入り禁止場所への出入り、定期券等有価証券の偽造及び不正使用、ネット上における誹謗中傷および不適切な表現、賭博行為、薬物の使用、その他の危険触法行為。

(附 則)
   1 この規程は平成23年 4月 1日から一部改正して施行 
令和元年10月23日から一部改訂して施行
令和3年11月 1日から一部改訂して施行